では、今まで私たちが食べてきたグレープフルーツは、どこからきたものなのかというと、南アフリカや、アメリカのフロリダといった温暖で降雨量が少ない地域のようです。
今もスーパーでよく見かけるものは、これらの地域のものがほとんどのようです。
回り道をしましたが、それらの海外産と国産は
《収穫するタイミング》が最も大きな違いのようです。
輸入をするグレープフルーツは、収穫してから日本のスーパーに並ぶまで、
1ヵ月から2カ月程の時間がかかるそうです。
陳列中に腐らせるわけにもいきませんから、逆算をすると3ヵ月前には収穫を済ませる必要があります。
果実が緑から黄色に色付くタイミングで収穫をし、輸送中に黄色に追熟していきます。
勿論、防腐剤やワックスは安全に果実を食べる為に必要になります。
一方で、国産グレープフルーツは収穫をしてから1週間程あればスーパーに並べることが出来るので、出荷するギリギリまで樹上で果実を完熟させることが可能です。
そのため、田中さんの作るグレープフルーツはとっても大きく、糖度を極限まで高めた状態で食べることが出来ます。
また、鮮度も高いことから滴るような果汁が零れるので、食べる時には注意が必要だそうです。
流通に時間を要さないことから、防腐剤やワックスも不使用。
皮まで調理して食べられるので、果実まるごと楽しめるのが国産の魅力だということでした。
果皮には香りの成分がとても多く含まれているので、
蒸留酒に漬け込んだ、グレープフルーツチェッロ(写真左)や
皮の美味しさそのままに味わうグレープフルーツピール(写真右)
など、国産ならではの楽しみ方が沢山あるそうです!
人気のレシピはまた、改めて皆様に共有させていただきますね。