明らかに見た目が良くないもの、肥大が遅いものなどは簡単に摘果できますが、良い物の中からより良いものを厳選する作業は、現状の状態だけでなく、今後の生育状況を予想する事も重要で、この作業には熟練の目利きと今まで培ったマンゴー栽培の経験が問われます。
そして選ばれたパルメロだけが玉釣りの作業に入っていきます。
太陽の恵みをしっかりと受けられるように、着果しているパルメロの成口に1つ1つ丁寧にフックを引っかけ、ハウスの上部に張り巡らせたワイヤーに括り付け1つ1つ丁寧に引っかけています。
玉釣りで使うフックは、既製品を購入しているのではなく、マンゴーの重みに耐えられる素材を選び、マンゴーに適した形に成形し、自ら手作りしています。
今までマンゴー栽培で作った玉釣り用のフックは、5万個以上になります。(笑)
試行錯誤を経て作られたフックを使用した玉釣りの作業を終え、パルメロは6月の肥大期に入っていきます。